SNSで心が疲れないために|コミュニケーションで大切にしたい5つの心理

ストレスケア

SNSは、誰かの言葉に励まされたり、新しい価値観に出会えたりと、

たくさんの良い面があります。

その一方で、誰かの一言に心がざわついたり、

自分でもわからないまま気持ちが落ち込んでしまうことも少なくありません。

特に優しい人、気を遣う人ほど、他者の反応に敏感になり、

「相手にどう思われているか」を気にしてしまう傾向があります。

日常生活において切り離せないSNS。

この記事では、もう一度確認しておきたいSNSのコミュニケーションについて

5つの大切なポイントを

心を守るために大切にしたい、心理学に基づいた5つのポイントを紹介します。

ほんの少し意識するだけで、心の疲れがぐっと減ります。

1. 自他境界を意識する — 他者と自分の感情を切り分ける

SNSでは、相手の言葉がストレートに届くため、

「相手の意見=自分の価値」と誤解しやすくなります。

ここで大切なのが 自他境界(バウンダリー) という考え方です。

心理学では、

「自分の感情・思考・行動は自分のもの」

「相手の感情・思考・行動は相手のもの」

と線引きをすることが大切だと言われています。

相手が怒る、褒める、不機嫌になる——これは相手の“内側の出来事”。

あなたの価値とは別ものです。

自他境界が薄いと、相手の感情に巻き込まれ、疲れやすくなります。

逆に境界がしっかりすると、

「この人はこう思うんだな」と一歩引いて受け止められるようになります。

2. 認知のゆがみに気づく — 思い込みが心を乱す

SNSは短い文章や断片的な情報が多いため、誤解や思い込みが起こりやすい環境です。

心理学では、こうした思考のクセを 認知のゆがみ(認知バイアス) と呼びます。

特にSNSで起こりやすいのは次の3つ。

・白黒思考(二分化思考)

「この意見は正しい/間違っている」「味方/敵」など極端に判断してしまう。

・読心術

「きっと私のことを批判しているに違いない」と、根拠のない推測をしてしまう。

・過度な一般化

一度の出来事から「私はいつもダメだ」「みんな私を嫌っている」と考えてしまう。

認知療法では、

“気づくだけで、心の反応が弱まる” とされます。

「今、白黒で考えているかも」「読心しているかも」と気づければ、それだけで一歩冷静になれます。

3. 承認欲求とうまく付き合う — 依存しすぎない距離感を作る

SNSには「見える評価」(いいね、フォロー)があふれています。

これが承認欲求を刺激しやすく、心が不安定になる原因になります。

心理学者マズローの欲求階層説では、

「承認欲求は自然なもの」 とされています。

なくす必要はありません。

大切なのは、

“承認欲求に振り回されない距離を持つこと”。

例えば、

• 投稿後は反応を見る前に一度アプリを閉じる

• 「誰にどう見られるか」より「自分が書きたいこと」を優先する

• 数字ではなく“文章を書けた自分”を評価する

こうした小さな工夫で、心の安定が戻ってきます。

4. “比較の罠”を知る — SNSは比較が起きやすい場である

SNSは「人の良い部分だけ」が切り取られて並ぶ場所です。

心理学では、この状態を “社会的比較によるストレス” といいます。

特に、優しい人ほど他者の投稿と自分を比べて落ち込みやすい特徴があります。

でもここで覚えておきたいのは、

比較してしまうのは“あなたが弱いから”ではなく、SNSが比較を生みやすい構造だから。

比較を完全にやめる必要はありません。

大切なのは、

「あ、今私は比較しているな」 と気づくこと。

気づきは行動変容の第一歩。

その瞬間、あなたは比較の渦から一歩外に出られています。

5. 意見=事実ではないと理解する — 認知的分離

SNSには、実にさまざまな価値観が流れています。

その中には強い言い方や断定的な意見もあります。

ここで役立つのが、ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)で使われる

「認知的分離(デフュージョン)」 の考え方です。

これは、

“他者の意見を事実と混同しない”

という心理スキルです。

心の中で、

• 「この人はこう考えるんだな」

• 「これはただの意見で、私の価値とは別だ」

とつぶやくだけで、反応の強さがぐっと下がります。

意見を意見として眺めることができると、

SNSの世界は驚くほど静かに感じられるようになります。

SNSとの距離をラクにするための小さなヒント

• 見る時間を決める

• 疲れたら一度アプリを閉じる

• 自分の心が落ち着くまで返信を急がない

• 無理にすべての情報を追わない

• 自分が安心できる人の投稿を優先して見る

SNSは義務ではありません。

あなたの心が保てる使い方をしていいのです。

まとめ:心が疲れる前に、自分を守りましょう

SNSは、良い面も悪い面も混ざり合った場所です。

だからこそ、

「どう向き合うか」 がとても大切になります。

自他境界、認知のゆがみ、承認欲求との距離、比較の罠、意見との距離感。

これらの心理を少し意識するだけで、

SNSは今よりずっと優しい場所になります。

あなたの心が安心できるSNSコミュニケーションの形を、

どうか大切にしてくださいね🌿

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